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花鳥風月通信

自慢のおいしいスパゲティ
高円寺「花鳥風月」の公式ブログ
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こんな一日(お仕事編) 3
夕ご飯が終わったら、ひなこと二人、
お茶とちょっとしたお菓子。
果物のときもあります。ひなことお茶を
飲んだりできるようになったなんて。
熱いのでお水で薄めたほうじ茶を、
おいしそうに飲んでいるひなこ。
その後はお風呂にお湯を入れながら、
食器を洗い、明日の朝食べるケーキやスコーンを
焼いたり、ひなこと遊んだり。
それからひなことお風呂に入って
(ただでさえ狭いお風呂に、
ひなこのおもちゃがごろごろ浮いている)
ひなこにパジャマを着せ(なかなか着ない)
髪をかわかし(毎回逃げる)、
歯磨きをさせていたり(なかなか磨かない)
すると猛烈に眠くなってきます。
しかし「本よむの、これ」とひなこが
本を持ってくるので絵本を読み、
読み終わったとたんに「もういっかい!」と言うので
もう一度読み、それでも「もういっかい!」
と言うのでさらに読み、
今度はなんと言おうとベッドに向かいます。


二人でごろんと横になり、
(私)「ぎゅってする?」
(ひなこ)「しな〜い」
(私)「あっそ。じゃあおやすみ」
(ひ)「ぎゅってする〜」
ぎゅぎゅっと抱きしめて、
(私)「ちゅってする?」
(ひ)「しないっ」
(私)「じゃあおかあさん、もう寝る」
と背を向けると、しばらくして
「ちゅうする・・・」と言うので
ちゅっとしてから眠ります。
ひなこの癒しアイテム、私のパジャマの
ボタンをにぎにぎしながら
ひなこは眠り、私はそこで起きられたら
自分の自由時間にできるのですが、
どうしても一緒に眠ってしまいます。


こんなことをしている間、もちろん店主は
ずっとお店にいて仕事をしているのですが、
店主がようやく帰ってくる音で目を覚まします。
それから店主がお風呂に入っている間に
店主のごはんを作り、店主がごはんを食べている横で
お茶などを飲んだりしながら
今日の話をしたりします。
時間に余裕があれば、一緒に録っておいた
テレビを見たり(「オーラの泉」とか)
お酒を飲んだりして、ひなこのいる
ベッドに入るのが早くて1時、遅くて2時くらいです。
足をがにっとひし形に全開して平和に
眠っているひなこを見ながら、
「かわいいねえ」「このほっぺすごいね」
とか言いながら、ようやく眠りにつきます。
今日もやっぱり神様に感謝しながら。
結構大変だけど、いや、って
思うことは一個もない。
まだまだやりたいことはたくさんあって、
足りないこともいくつかあるけど、
それをたのしみながら待てるくらいにはなりました。
今はただ、毎日を楽しく、必死に、満喫するだけです。
明日もまた、すばらしい一日になりますように。

| 旧ブログより「傑作選!」・・・お店 | 23:14 | - | - |
こんな一日(お仕事編) 2
こんにちは。ミキです。では続きです。

お昼ごはんはほぼ、花鳥風月のスパゲティです。
大体二人とも同じものを食べます。
よく食べるのは、ミートソースか
チキンのトマトクリームソース。
ペペロンチーノも好きです。
そしてまたもや「すっごいおいしいね」
と言いながら食べて、
食後にアイスコーヒーを飲みながら
「おいしいな〜」と絶賛。
自分がアイスコーヒーを
おいしいと思える時がくるなんて
考えたことなかったなあ・・・。


その後、店主は休憩したり、仕込みをしたりして、
私は本屋に行ったり買い物に出たり
本を読んだりと、貴重な一人の時間です。
五時前には店主と別れて
保育園にひなこを迎えにいきます。
楽しそうに保育士さんやほかの子たちと
遊んでいるひなこ。
私が「ただいま〜ひーちゃん」と現れても、
「じゃましないで!」と言われたりします。
くすん。しかし置いて帰るそぶりを見せると
さすがにひしっと駆け寄ってくるので、
みんなにお別れを言って連れて帰ります。
自転車に乗りながら、
今日一日のことを聞いたりします。
一緒に歌ったりもします。


うちに着いたらすかさずごはんの準備です。
ひなこは夕方のこども番組を見ながら
おやつを食べてます。
(「ピタゴラスイッチ」ってすばらしいですね!)
夕ご飯は、ほぼ和食です。お昼がスパゲティだし、
ひなこも納豆大好き娘なので、
必然的にそうなります。
たまに作りたくなってドリアとかスープとかの
洋食を作ってみますが、憎らしいことに
店主もひなこもあまり喜んでません。
大体ごはん、お味噌汁、お魚かお肉、季節の野菜。


この間はごはんと、とうふときのこのお味噌汁、
鶏照り焼き、いんげんの塩バター炒め、
納豆、トマト。お味噌は、大一市場の中にある
お味噌屋さんのもの。
高円寺は八百屋もお肉屋さんもあるし、
あとはお味噌屋さんがあればな〜と
思っていたら、たまたま初めて通ってみた市場の中に、
まさに味噌屋が!高円寺に来て一年以上たつのに、
全然知らなかった・・・。
中口の信州味噌を買ってみたら、
すっごくおいしかった。しあわせです。
味噌の中に野菜を漬けとくだけの
味噌漬けが好きなので、よくきゅうりを
味噌に埋めてます。キャベツもおいしいです。
(漬物って、売っているのは結構高いし、
そんなにおいしくもないんですよね)


ごはんを作っている足元で、
ひなこがおもちゃで遊んでいます。
ぬいぐるみにめちゃめちゃ話しかけているので、
必然的に私がぬいぐるみの声を
担当しなくてはなりません。
(ひなこ)「くまさん、どこいたいの?」
(私)「いたくないよ」(ちょっと声高めで)
(ひ)「どこいたいの?」
(気に入らない答えは無視)
(私)「・・・おなか」
(ひ)「おなかいたいの?ばんそうこうはる?」
(私)「・・・うん・・・でも・・別にいいよ。
おなかだから」
(ひ)「ばんそうこう、はったるね!」
こんなのが、延々と続きます。
機嫌のいいときはいいけど、
疲れているとたまに気が狂いそうになります。
でも、ふと見てみると「ミルクのむ?」と言いながら
人形に焼肉のたれ(未開封)を飲ませていたり、
さっきまで「だっこしてあげるね」と
めちゃかわいがっていた様子の
ぬいぐるみを踏み台にして棚の上の物を
取ったりしていて、すっごくおかしい。


そして二人で夕ご飯です。
本当はテレビなど見ず、なごやかにお話などを
しながら食べるのが理想ですが、
私はテレビっ子なので、どうしてもテレビを見ます。
テレビって、必要のない人にとっては
くだらないものかもしれないけど、
くだらない番組が心を救ってくれることって、
絶対ある。私は高校生のとき、
実家と高校が離れていたので学校の近くに
下宿していたのですが、テレビがなかったから、
一人の夜、本当に絶望的に
さみしいときがありました。
そんなにたくさん見てる訳ではないけど、
(見る時間もあまりないし)
テレビは好き。「すいか」みたいな
すばらしいドラマもあるし。
ああ、ひなこが納豆を手で食べている。
その手で私の上着のボタンを触ろうとしている。
やめて、お味噌汁に手を突っ込まないで。
その手を振り回さないで〜!


続く・・・


| 旧ブログより「傑作選!」・・・お店 | 23:09 | - | - |
こんな一日(お仕事編)
こんにちは。ミキです。
今日は、休日編と同じく、私の仕事の一日を
だらだらと書き綴ってみたいと思います。


朝7時10分前に起き、最近ここにも書いたように、
まず朝の掃除をします。
その後、休日と同じようにお湯を
沸かしながらベランダで体操。
そして天気がよくてもよくなくても、
とりあえずお洗濯をします。
お茶を蒸らしている間に店主とひなこを
呼びますがもちろん起きません。
朝ごはんは、買ってきたパンの日もあれば、
前日に焼いたケーキやマフィンのこともあります。
それと果物、ミルクティー。
二人は起きてきませんが、お茶が冷めるので
とっとと一人で食べ始めます。
朝のお庭を眺めながら。
その間、何度も「お〜い」と寝室に向かって
呼びかけ、しばらくするとようやく店主が現れます。
ひなこが一人で起きてくることもあれば、
なかなか起きず、店主と二人がかりで
起こすこともあります。というかほとんどこっちです。
は行がまだうまく言えないのか、
「おはよ」というと、「おかよ」と
答えるひなこ。「おふろ」も「おくろ」です。


ようやく二人が朝ごはんを食べる頃には
私はもう身支度の時間です。
店主は毎朝ひなこと共に
朝のこども番組を見ているので、
「おかあさんといっしょ」の歌はほとんど
歌って踊れます。よく歌ってます。
それを聞きつつ身支度をして、洗濯物を干し、
その間ふざけるひなこを着替えさせ、
顔をふいたりして出かける準備をさせるのは
店主の仕事です。なんか仲よさそうです。
9時10分頃に家を出て、三人で保育園に向かいます。
晴れても雨でも自転車です。
10分ほどで保育園に着き、ひなこを
預けたらそのままお店に行きます。
5分くらいでもうお店。便利だ・・・。


私はまず、お店の床のモップがけ、
階段と路地の掃き掃除、トイレ掃除をします。
店主は銀行に行ったり、
今日の仕込みをしたりしている模様。
それから、お花が枯れていたら
お花屋さんに買いに行き、(私がいつも行くのは、
庚申通りの「オランダ屋」さん)お花を生けます。
ちなみに今週のお花はマトリカリアとブプレリウム。
あまり秋っぽくないかな、と思いつつ、
この組み合わせが好きなので、つい。
(あの・・お花なんですが、簡単な生け花ですけど、
長さのバランスをとったり、向きを決めるのに
結構苦労したりしているので、あまり花瓶から
お花を引き抜いて眺めるのはご遠慮ください・・・。
たまにそういう方がいらっしゃいますが、
割とショックです)
あとは日によってデザートのパンナコッタを作ったり、
白玉を練ったりしています。


店主がアイスコーヒーを淹れているので見学。
豆が、むくむくしている!
すごいな〜本当にむくむくするんだな。
(以前とあるコーヒー屋で豆を買って自分でいれたら、
お湯を注いだ途端に豆が陥没してショックでした・・・。
もちろんまずかった・・・)
いいにおいです。コーヒーや紅茶を淹れるとき、
厨房中がいい匂いになるのが
本当にしあわせな気持ち。胸がいっぱいになります。
11時頃、それぞれある程度準備を終えて、
軽い食事をします。パン屋さんのパンを
買ってくることもあれば、お店で出しているのと同じ
サンドイッチを作って食べることもあります。
ニースサンドも生ハムサンドも、
何度となく食べているのに、毎回二人でうまさに驚きます。
「おいしいね〜」「なんでこんなうまいかな」
「パンが違うよな〜」とか言いつつ。そしてお店で
出しているのと同じコーヒーかカフェオレを
一緒に飲みます。これも、「なんじゃこのうまさ」
「ほんとおいしいよね」と褒めたたえながら・・・。
(すみません・・・でも、本当においしいから)

さて、11時半、開店です。
看板を出して、音楽をかけて、
また新しい一日が始まります。
開店と同時にお客さんが来てくれる
こともあれば、一時間だれも来ないこともあります。
待つしかない商売です。
そう考えるとなかなか怖い仕事です。
雨でも忙しいときもあるし、すばらしいお天気なのに
すごく暇、ってこともあります。
読めない。でも、
読めないとこがおもしろくもあります。
しかしそれは私が経営に関わってないから
えることかも・・・。
店主は毎日「今日は何万(日によって違う)
稼がないと・・・」などとつぶやいています。
忙しいとあっという間にオーダーストップの
時間になります。今は大体2時半頃で、
3時くらいにお客さんが全部帰られることもあれば、
3時半くらいになることも。
そこでお昼の営業は終りで、一旦お店を閉めてから、
足りなくなった野菜やお肉などを買いに行き、
(そこでついでに自分の夕ご飯の買い物もして)
お店でお昼ご飯を食べます。


・・・一日のことを書ききるつもりでしたが、
なんだかとんでもなく長くなりそうなので、
二回に分けることにしました。
後編はまた、のちほど。
| 旧ブログより「傑作選!」・・・お店 | 22:53 | - | - |
ランチセットのお飲み物
こんにちは。ミキです。
金木犀のいい香りがしていますね。
空気が甘くてうっとりします。
さて先日、またまたランチを
食べに行ったのですが、そこで思ったことです。


「ランチセット」に付いてくるドリンクって、
どうしてあんなにも美味しくないんでしょうか。
同業者としてはあまり
お店の批判はしたくありませんが、
一人のお客としては、それだけはどこへ行っても
なかなか満足したことはありません。
料理にはそれなりに力を入れて作っていても、
飲み物になると急に「やる気ないです」
っていうのが見え見えではないですか。


先日の銀座のイタリアンだって、
食後の飲み物はいろいろ種類はあっても、
紅茶の説明には「リプトンのティーバッグです」
って思いっきり書いてあるし・・・。
なぜ皆、そんなにも飲み物を
おろそかにするのでしょうか。
そんなに難しいことでしょうか。
食にこだわるはずの料理人が、どうして
飲み物にはこだわらないのでしょうか。
私にとっては、本当に謎です。不思議でしょうがないんです。


もちろん、「ランチでそこまでやってられない」
とか、「早く出すには業務用の物を
使うしかない」とか理由はいくらでも
出てくるでしょうが、
それってつまらなくないのかな?
確かに、安いことや早いことは、毎日ランチを
外食するサラリーマンなどにとっては
大事かもしれない。
お店は、そのニーズに応えるべく
がんばっているのかもしれない。
でも、皆が皆、忙しい、時間がない、って人に
合わせなくてはいけないのかな。
忙しくても、食事だけはおいしいものを
落ち着いてとろうよ、
って提案があってもいいんじゃないのかな。
そっちに合わせるほうが人間らしくないかな。
というか、そういう提案をしていくのが
飲食店の仕事でもあるのでは。


飲食店にもいろいろあって、
早いですよ、安いですよ、っていう、
それが売りです、って方針でやっているところはいいけど、
そうじゃなく、ちゃんとしたレストランや、
街の小さな食べ物屋さんまでそれをしてしまうのは、
私にはただ手を抜いているように思えてしまう。
だって、食事が終わってゆっくりしようか、
と思っているのに、冷蔵庫から業務用の
アイスコーヒーを取り出してグラスに注がれたら、
なんかすごく悲しい。
業務用でも、そこそこおいしいものも
あるかもしれないけど、
先日ランチを食べたところのは衝撃的にまずかった。
コーヒー風味の水、って感じでした。
たぶん、業務用の中でも、とても安いはず。
そしてついてきたのは、例の(店主も大嫌いな)
ポーションミルクとシロップ。
あんなにわびしいものってないと思う。


小さいお店なら、家庭用のエスプレッソマシンでも
間に合うだろうし、たとえティーバッグでも、
沸騰したお湯で蒸らせばおいしくなるし、
コーヒーがおいしく出せないのなら、
別に煎茶だっていいではないですか。
なにより、自分たちだって仕事の合間や
休憩時間に何か飲むはずなのに。
あんなおいしくないものを、
私は自分では飲みたくないです。
自分でいれるよりもまずいものを、
なぜ、お金を払って飲ませられなければ
ならないんでしょう。


今は自分たちのお店があるから、
そこで自分たちがいいと思うやり方で
食べ物や飲み物をだすことができるけど、
自分たちだって、もっとお客さんで
楽しめるところがほしいです。
どこに食事に行っても、
結局自分たちのお店に帰ってきて、
お茶をいれなおしている私たちです・・・。
なぜだ・・・。



| 旧ブログより「傑作選!」・・・お店 | 22:35 | - | - |
食事のマナー
こんにちは。ミキです。
私たちがいつも思っていて、
言いたいけど言えないし、と
感じていることがあるので、
思い切って言ってみようかと思います。


昨日のお昼過ぎ、若い女性の二人組のお客さんが
いらっしゃいました。どんなお客さんでも
来てくれた人はうれしいけれど、
私は女性の二人組(または三人以上)の
お客様のときは、少しはらはらします。
なぜかと言えば、みなさん
おしゃべりに夢中になりすぎて、
なかなかスパゲティに手をつけてくれないからです。


出来立てを持っていっても、
相手の話がまだ終わっていないからか、
ずうっとテーブルに
スパゲティを放置したまま話し続けていたり、
やっと手をつけたとしても、ずっと話し続けているから、
フォークで持ち上げて食べようとしていたスパゲティを
相手の話に相槌をうったり自分の話をすることで
また下におろしてしまったり。
そんな様子を見ていると、本当に、
誇張じゃなく、私も店主も泣きたい気持ちです。


スパゲティは、出来立てが一番おいしい食べ物です。
だから、注文が入ってから麺をゆで始めて、
茹で上がったらすぐにソースとからめて、
お皿に乗せるやいなや急いでテーブルまで
運んでいるのです。
そして、うちのスパゲティはおいしいけれど、
一番おいしいのは最初の一口。
どんなに食べるスピードがゆっくりでも、
とりあえずこの最初の一口を食べてくれたらいい、
って思うくらい。スパゲティは、
冷めれば冷めるほどおいしさが失われていく
食べ物だと思うから、とにかくすぐに
食べてもらいたいのです。


私は花鳥風月のスパゲティが大好きだから、
運びながらいつも「おいしそ〜」と思っているし、
「おいしく食べてもらうんだよ〜」
って思っています。なのに、せっかく
テーブルに運ばれても、いつまでも
食べてもらえないスパゲティを見ていると、
本当に泣きたくなります。
店主が一皿一皿そのつどソースを作って、
フライパンであえこみながら、
その麺の様子を見てゆで汁を足したりして
味をきちんと整えている、そんなふうに
丁寧に作られたものが、ただの物みたいに
扱われているようで、本当に悲しいのです。


それはお店の者の都合で、
お客はお金を払っている以上、
どう食べようと自由、という
考え方もあるかもしれない。
でも、私は、そうかな?って思う。
そういうのを見ていると、私は
「食事の仕方が下手だなあ」って思ってしまう。
食事のマナーっていうのは、
何もフォークやナイフの使い方だけではなくて、
その料理や、料理を作った人に対して
敬意を払うってことでもあると思う。
料理が来たら、きちんとそれに集中して、
おいしいね、ってちゃんと味わって、
それから食後にお茶でも
飲みながら、いくらでものんびり
おしゃべりしたらいいのに。
だからうちのスパゲティセットは飲み物が
最初から含まれているし、ちゃんと食後のお茶として
楽しめる品質のものを、たっぷりの量で
お出ししているのです。


そしてそんな食べ方では、
うちに限らずどんなお店に行っても、
お店の人を悲しくさせていると思う。
それは、本人にとっても決していいことじゃないはず。


私が好きな、ほぼ毎日(毎日ですよ!)
来てくださるお客さんは、たいてい四人か五人で
来られるのですが、いつも楽しそうに
話しをしているのに、お皿が運ばれるたびに
さっとそのお皿にとりかかって、
その度に「おいしいね〜」と味わってくれるます。
そしてスパゲティを食べる間は
ちゃんと集中して味わって、その後、食後のお飲み物を
飲みながらまたお話しを楽しんでいます。
それを見ると、この人たちも食べることが
好きなんだな〜、と思うし、
作ったり運んだりしている者にしてみたら、
一番うれしい楽しみ方をしてくれているのです。
ほかにも、常連さんはほとんど
こんなふうな楽しみ方をしてくれます。


お客さんにお金をもらわなければ、
生きていけない商売だけど、
うちに来てくれたからには、おいしいものを、
心から味わってほしいのです。
せっかく時間とお金をかけて
お店まで来ているんだから、
ちゃんと料理を味わおうという意識を持って、
お店での時間というものを
過ごしてもらえたら一番いいのにな・・・
と思ってしまうのでした。
長々とすみません・・・。

| 旧ブログより「傑作選!」・・・お店 | 08:39 | - | - |
花鳥風月のスパゲティ
こんにちは。ミキです。
つい先日、ずうっと行ってみたかったお店に、
ランチを食べにいきました。
日本一予約が取りにくいと言われている
イタリアンのお店です。
朝からがんばって並びました。


私は前菜とパスタを選べるセットで、
店主はそれにメインの料理がつくセットです。
私の前菜のニース風サラダも、
店主の前菜の地鶏のテリーヌも、
久々に、すっごくおいしいものを食べた!
と思いました。
野菜の鮮度、オイルやビネガーの質、
すごいな〜おいしいお店は
本当に文句なくおいしいものが
出てくるな〜と二人ともうきうきしてきました。


次は、一番楽しみにしていたスパゲティです。
私の頼んだのは小柱のアーリオオーリオ、
店主の選んだのはサーモンのクリームソース。
あれっ。・・・無言になる二人。
どうしよう・・・どう考えても、
うちのほうがおいしい・・・。
アーリオオーリオはにんにくの香りが
あまりしなかったし、中に入っている
プチトマトの酸味が邪魔して小柱の
風味が全然分からなかった。
クリームソースのほうも、麺が細すぎて
ソースが全然からまないし、どちらもソースの量が
多すぎてつるつるして食べにくい。
アルデンテの具合も少し固すぎる。
顔を見合わせながらお互い無言で食べました。
さっきまであんなに前菜のおいしさについて
語りまくっていたのに・・・。
どうして? という気持ちで一杯でした。
どっちかというと、まだまだ世の中には
もっとおいしいスパゲティがあるんだぞ、
と、打ちのめされたいくらいの気持ちで来たのに。


店主がよく言っている、オイルとスパゲティの
茹で汁を合わせてきちんと乳化させることや、
クリーム系には太めの麺が合うということや、
アルデンテに茹であげるということ。
そういう基本さえここでは全く違うものが出てきて、
とにかく不思議でした。シェフ本人じゃなく
お弟子さんが作ったのかもしれないけど、
最初に見たかんじだけでおいしくなさそうなことが
分かったのに、それを出してしまうということは、
このお店ではこれがスタンダードってこと?


イタリアでは、こういうスパゲティが
主流なのかなあ。だとしたら、私はそんなに
スパゲティが好きにはならないと思う。
今まで食べた他のお店でも、似たような感じの
スパゲティが出てきました。
麺がかたいとか、ソースが全然
麺と絡まっていなくて、まるでスープスパゲティの
ようだったりとか、塩が足りなくて
なんだかぼやけた味だったりとか。
以前ここでも自分で花鳥風月のスパゲティを
絶賛したことがあるのでしつこいとは思いますが、
もう誰がなんと言っても、絶対に、
うちのスパゲティはおいしいです!


麺のゆで具合、きちんと乳化させた、
フライパンの中で作るソースをすべて麺に吸わせた
感じ、しっかりと芯の通った味付け。
世の中には、私が知らないだけで
おいしいスパゲティはもっとあるかもしれない。
だからといって、うちのスパゲティがそれより
おいしくないってことは絶対ない。
これが正しくなくたって、基本とは違ったって、
文句なく、「おいしい!」って
脳が感じてしまうものが一番大事なことのはず。
私にそう思わせてくれるスパゲティは、
店主の作るものだけです。


人の好みはそれぞれで、
私たちが行ったレストランのお店のものでも
「東京一おいしい」って言ってる人もいます。
それはそれでいいと思う。世の中の人すべてに
認めさせたいわけでもないし。
だけど、そういう人たちにも、一度うちのスパゲティを
食べてもらいたい。
食べたほうがいいって、って思う。
あのレストランのオーナーシェフにも。
スパゲティ以外は本当においしかったし、
あれを店主が作るのは難しいかもしれない。
でも、料理ってやっぱりオーナー本人が、
きちんと一皿一皿向き合って作らないと、
毎回おいしく出すのは無理なのかも・・・。


店主はイタリアで修行してきたこともないし、
修行自体してなくて、全部独学で学んだ技術だけど、
それでもあんなにおいしいスパゲティを作れるんだから、
料理というのはその人自身の味覚と
センスの芯が通っていたら、ちゃんとおいしいものが
できるんだと思う。
誰がなんと言おうと、誰も同じことをしていなくても、
自分がおいしい、と思うやり方を貫くこと。
そのスパゲティを、「おいしくてびっくりした」と
言ってくれる人がたくさんいて、
こんなニ階の隠れたお店なのに、
なんとか今まで続けてこれている。
これからも、自信をもってこのお店を続けて
いいんだなあ、と感じた経験でした。
なんか同じ店の者同士で絶賛してるのが
ばかみたいですけど・・・すみません・・・。
本当にすみません・・・。



| 旧ブログより「傑作選!」・・・お店 | 08:32 | - | - |